60年以上の長きにわたり日本の段ボール業界の発展に尽力してきた“レジェンド”五十嵐清一氏による書き下ろし。本書は、段ボールの入門書であると同時に、日本の段ボール技術の発展を最前線で牽引してきた“生きた記録”でもある。
■目次
第1章 原紙
1 紙(Paper)の起源と変遷
2 原紙(Fibre board)
第2章 段ボール
1 段ボール(Corrugated fibreboard)の開発
2 段ボールの基本構造
3 コルゲータの改革がもたらした段ボール品質の改善
4 段ボールの接着
5 段ボールの貼合技術の理論と実際
6 段ボールのJISと改正の由来
7 段ボールの性能
第3章 段ボール箱
1 段ボール箱の歴史
2 段ボール箱のJISと改正の由来
3 Rule-41の段ボール包装規格
4 FEFCOの段ボール規格
5 段ボール箱の形式のJIS
6 段ボール印刷とインキの標準化
7 接合
8 段ボール箱の評価
9 段ボール箱圧縮強度の推定式
10 ’63欧米包装状況視察団の回想
第4章 段ボール包装の変遷
1 発展期の段ボール箱推進を阻んだ2大問題
2 段ボール箱の魅力「リサイクリング」
3 0201形箱の封緎
4 段ボール包装のハイウエイを構築したラップラウンドボックス
5 青果物の段ボール包装の変遷
6 青果物の鮮度保持技法の変遷
|