<シート・プラスチック容器>
◇PET独自製品の展開強化 射出成形用樹脂、透明カット板を本格生産
- カネボウ合繊 -
カネボウ合繊(東京都、TEL:03-5446-3519)は、独自開発のインジェクション用PET樹脂およびA-PETシートカット板で、高付加価値展開を加速する。それぞれ数年前に開発、一部で営業活動を進めていたが、ともに生産体制が整ったことから、このほど本格販売に踏み切ったもの。同社は昨年、収益性改善を目的に汎用PETボトル用樹脂の販売権を三菱化学、三井化学に譲渡。このため独自の高分子製品で体質強化を図る狙いから、新規用途開拓を進めていた。
<紙容器> ◇廃棄体積が7分の1に 新タイプのシーリング材容器
- 昭和丸筒 -
昭和丸筒(大阪府、TEL:0729-81-4066)は、シーリング材の新容器「エコ・カートリッジ」を開発した。7月をメドに量産体制を整備し、発売する。従来の紙カートリッジから金属部を省いたスタイルになっており、使用後は再生可能な紙(胴体部)とプラスチック部および内袋(胴体の内側にあるシーリング材を詰めた袋)を簡単に分離することができる。このため、紙部分を除いた廃棄体積は7分の1になり、処理コストも大幅に削減できる。
<紙器・段ボール> ◇丸三製紙に資本参加 第三者割当増資で傘下に
- レンゴー -
レンゴー(本社・大阪)は先ごろ、住友商事傘下の丸三製紙(福島県)に資本参加することを明らかにした。レンゴーが今年7月をめどに第三者割当増資を受け、住友商事と共同で丸三製紙の経営にあたっていくことで合意したもの。これにより持ち株比率はレンゴーが60%強、住友商事が40%弱となり、事実上傘下に収めることになる。
<フィルム・軟包装> ◇1個ずつちぎれるシュリンクパック 未使用電池がひと目で分かる/業界では初めての採用
- 松下電池工業 -
松下電池工業(大阪府、TEL:06-6994-4351)は業界で初めて、電池の包装に1個ずつちぎれるシュリンクパックを採用し、未使用と使用済み電池がひと目で分かるようにした「おNEWの電池を見分けるパック」を4月21日から発売した。新パッケージは、アルカリ乾電池単1〜単4形とマンガン乾電池単1〜単3形で使われている。「ミシン目から一個ずつちぎれるシュリンクパック」として、特別意匠登録を出願中。
<フィルム・軟包装> ◇燃焼時の塩化水素発生を抑制 特殊セラミックス混入/環境配慮・食鮮型フィルム
- ステップモア -
ステップモア(広島県、TEL:082-232-1588)は、特殊セラミックスを混入した食品包装用CPPフィルム「エコフレッシュ」を開発し、販売を開始した。特殊セラミックスの働きにより、焼却した時に他の焼却物からの塩化水素発生を抑制するほか、セラミックスが放出する近赤外線が抗菌・脱臭・鮮度保持効果を発揮する環境配慮・食鮮型包装材として注目されている。
<フィルム・軟包装> ◇製袋専用工場が稼働へ 兵庫県豊岡市で今年中に
- メイワパックス -
メイワパックス(大阪府、TEL:0729-76-0921)は詰め替え用フィルムパウチの需要増加に対応するため、今年中に兵庫県豊岡市内に敷地面積1万uの製袋専用工場を稼働させる。当初は製袋機10台を設備し、将来的には特殊タイプも含め30台を設置する計画。2002年の株式公開、今期150億円の売上を目標に、さらに製品開発、品質重視の生産で市場ニーズに即応した供給体制の構築が狙い。
<フィルム・軟包装> ◇北海道でインフレ2社が合併 コスト競争力強化が狙い
- 北祥化工 -
北海道のインフレメーカー、坂本産業とホクユウ化成の2社はこのほど合併し、「北祥化工梶vとしてスタートした。容リ法施行の影響、輸入製品の増加、道外大手メーカーの参入などで需要の減少が予想されることから、生き残りのためにはコスト競争力の強化、特注小ロット品の短納期対応が必要と判断、合併に踏み切ったもの。存続会社は坂本産業で、合併後の売上高は5億円に上る見込み。
<パッケージ印刷> ◇植物油100%インキを使用 オーディオ製品の個装箱印刷で/三星インキが開発、大豆油平均40%含有
- 松下電器産業 -
松下電器産業(大阪府、TEL:06-6906-2746) はこのほど、オーディオ製品の個装箱の印刷で、石油系溶剤を使わない植物油系溶剤100%インキを採用する、と発表した。同インクは三星インキ(大阪府)が開発した「SOY.ECO V-100」で、植物油のうち大豆油を平均40%含んでいる。MDプレーヤーの個装箱などから実用を開始する。
<パッケージ印刷> ◇VOC成分ゼロを実現 大豆油型インキの新製品/セット・乾燥性は従来型上回る
- 大日本インキ化学工業 -
大日本インキ化学工業(東京都、TEL:03-3278-9913)は4月20日、石油系溶剤を100%大豆油などの植物油に置き換えた枚葉オフセットインキの新製品「ナチュラリス100プロセス」を開発し、5月中旬から販売することを明らかにした。同社が昨年開発したVOC(揮発性有機化合物)1%以下の植物油インキをさらに発展させ、VOC成分をゼロにするとともに、セット・乾燥性においては従来型インキを上回る適性を持たせた。ソニーグループ数社で採用予定。
<環境・包材リサイクル> ◇割りばしからバージンパルプ ショッピングバッグなどの紙製品に
- 大興製紙 -
大興製紙(静岡県、TEL:0545-61-2507)は国内で唯一、木製、竹製の使用済み割り箸からショッピングバッグなどの紙製品に再生する“割りばしリサイクル”を実施している。割りばしは高品質(バージンパルプ)の紙に再生できるが、原料の回収量がまだ少なく、コストも割高と課題も多い。さらにこうした紙製品が流通や消費者に受け入れられるのかが今後の焦点。
<環境・包材リサイクル> ◇高炉原料化設備が完成 兵庫で年間1万tの処理能力/廃プラ包材を1,300t落札
- 神戸製鋼所 -
神戸製鋼所(東京都、TEL:03-5739-6010)が兵庫県加古川市の加古川製鉄所に建設していた高炉原料化設備が、このほど完成し稼働した。同時に市町村で収集された使用済みプラスチック包材を還元材として受け入れはじめた。プラスチック包材専用の設備で、1万tの処理能力を持つ。使用済みのものを破砕して不純物の削除と塩素系樹脂の分離を行い、加工した後、ホッパーに貯蔵して高炉に吹き込む方式。
<ISO関連> ◇環境ISO取得完了 全社認証は段ボール業界初
- チヨダコンテナー -
チヨダコンテナー(大阪府、TEL:072-882-2211)は3月28日付で、全社14工場を対象にISO14001の認証を取得した。全社での取得は段ボール業界で初めて。13カ月という比較的短期間での認証取得で、取得に向け環境活動を全社的に展開した結果コスト低減にもつながった。「今後、ごみを少なくする製品作りや設計の方向に重心を移し、最終的には外部にゴミや廃棄物を出さない工場作りを進めたい」としている。
<ISO関連> ◇ISO14001を認証取得 全5工場のうち3工場目
- 三菱樹脂 -
三菱樹脂(東京都、TEL:03-3283-4146)は3月31日付で、平塚工場(神奈川県)でISO14001を認証取得した。審査登録機関は日本品質保証機構。同社の生産拠点5工場のうち、長浜工場(滋賀県)と浅井工場(同)に続いての取得で、残る2工場についても順次取得する方針。同工場では環境への影響を低減する活動として「ゼロエミッション・省エネルギー・大気汚染物質を低減する・水質汚染物質の排出削減活動」などを柱に取り組んできた。
<アルミ蒸着フィルム特集> ◇市場成熟感に各社攻勢 新規用途の開拓に力注ぐ/差別化、高機能化の製品展開
スナック菓子のパッケージに採用されたのを機に、大幅に需要を拡大したアルミ蒸着フィルム。安定成長期に入ったこの包装資材が、ここにきて主要用途のスナック食品の販売量が落ち込み、少なからぬ影響が受けている。さらに大ヒット商品の不在で伸び悩み、しかも成熟化したとの見方もある中で、今後どのように市場が動いていくのかが注目されている。とはいえ、このまま需要を喚起するような新規用途の開拓ができず、緩やかな減少をたどっていくと考えるのは早計だろう。例えば、ある菓子メーカーではアルミ箔からの代替素材として、アルミ蒸着フィルムを採用する動きもある。また包装資材の削減を目的に紙器を取り外し、アルミ蒸着袋だけで中身製品をパッケージするメーカーも出てきた。今後こうした動きがさらに大きく広がっていくものと思われ、関連する資材メーカーの動向が注目される。本特集ではアルミ蒸着フィルムの現状にスポットをあて、今後の展開を探ってみた。
<シュリンクラベル特集> ◇容器のPET化で更に市場拡大 PS、PETなど増大/大手本格参入で競争激化も
シュリンクラベルは、景気低迷の中にあって、電子レンジ対応の容器などとともに数少ない伸長分野といわれる。昨年もフィルム出荷ベース(使用面積)で10%近い伸びと見られたが、実際はもっと多いとの見方もある。この高需要を支えたのは、500mmリットルを中心とする小型PETボトルやフルシュリンクの一部ガラスびんであるのは明らか。特に小型PET化の動きは止まることを知らない。 330mlや350ml飲料容器のほか、乳飲料のPET容器化も事実上“解禁”になる見通し。その一方で、今年4月に完全施行された容リ法はシュリンクラベルにとっても大きな意味合いを持っている。フルシュリンクならば「特定容器」となるため、適用除外となる面積が2分の1以下に切り替える動きも出てくるとみられる。また、透明のPETボトルに色付きのPETフルシュリンクラベルを装着した緑茶などが相次ぎ開発されている。容器を透明にしてカラー選別をなくしたほか、ミシン目を入れて使用後は分離を容易にしている。これは今後の大きな流れになりつつある。このほか、素材面ではPETフィルムの伸長と、昨年逆転したPS(OPS)と塩ビ(PVC)の状況などが注目される。また、大手印刷企業が本格参入し、既存メーカーと厳しく競合するなど、業界も転機を迎えている。今回の「シュリンクラベル特集」では、ユーザーの最新情報も絡めつつこのような点にスポットを当て、動きを追ってみた。
<ゴミ袋特集> ◇輸入品増加、国内出荷も堅調に推移 自治体の指定ごみ袋制度導入が要因
PE袋輸入数量は年々増加の一途をたどっており、昨年は年間で20万tを超える勢いを示した。輸入品の主力はレジ袋、ゴミ袋だが、このうちゴミ袋に関しては海外からこれほど大量に流入しているにも関わらず、国内出荷は堅調に推移している。それだけ需要そのものが伸びているといえるが、需要増加の大きな要因として自治体のよる指定ゴミ袋制度の導入および分別収集の徹底化が寄与していることは明らか。昨年は東京都に次ぐ人口を抱える横浜市が指定ゴミ袋の導入に踏み切り、この4月からは名古屋市が集合住宅での回収ボックスを廃止し、ゴミ袋による回収に統一している。このような動きは大都市から全国の市町村へと広がりつつある。指定ゴミ袋は、その多くがLDPEまたはHDPE強化フィルム製のナチュラルな透明・半透明品(一部炭カル入りも)で、雑色再生レジンを使うことができた黒ゴミ袋に比べ、コスト面で海外品との競争はますます厳しいものになっている。このため、通常の平袋においては、生産設備の合理化・高度化などにより、長時間連操・ロスの極減化・省人化を実現し、生産性向上とコストダウンを図ることが求められている。実際、設備を一新したことで、輸入品に対抗しながら利益を上げることができているという実例もある。さらに、透明化・半透明化によって行き場所のなくなった雑色再生レジンをもう一度何らかの形でゴミ袋に利用できないかということも、今後の課題になると思われる。これらゴミ袋をめぐる最近の動向を紹介する。
<東北パック特集> ◇5月11〜13日、「夢メッセみやぎ」でいよいよ開幕 出品110社、204小間の規模/最新機種、注目の包材が続々登場
東北地区最大の包装・食品機材展「東北パック2000」が5月11日(木)〜13日(土)、仙台市の「夢メッセみやぎ(みやぎ産業交流センター)」で開催される。今回は、経済環境の影響で前回よりも縮小したが、出品101社、204小間の規模で行われる。包装機はもちろん、食品加工機械などで最新の機種が出品され、話題の多い展示会になりそうだ。そこで本特集では、同展の見どころや併催の記念セミナーの内容、各社の出品物などを紹介する。
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<包装機・関連機器>
◇L型収縮包装機を上市 シール部とトンネル一体化
- 協和電機 -
協和電機(東京都) はこのほど、L型シュリンク包装機「LS-600」を開発、本格販売を開始した。シーラーとシュリンクトンネルを一体化したもので、フルラップシュリンク包装に適している。食品をはじめ、除湿剤、ハンガーなど、食品以外の分野へも積極的に売り込んでいく意向。
<包装機・関連機器> ◇シール機の電気BOX改良 全機種に順次、搭載予定/設定温・現温2種を表示
- キムラシール -
キムラシール(兵庫県) は、シール機上部に取り付ける電気ボックスを改良、脱気・印字装置付シール機「KSDP25-15 型/25型」に搭載して発売した。新しい電気ボックスは、設定温度と現在温度の2種類が表示できる。今後、他機種にも順次、標準装備していく考え。
<シート・プラスチック容器> ◇PP発泡シート成形機を開発 水・化学・ガス発泡に対応/低〜中倍の生産が可能
- ナカムラ産機 -
ナカムラ産機(大阪市)は、水・化学・ガス3種類の発泡に対応し、低倍から中倍(2〜6倍)の発泡倍率が可能な「円筒金型法PP発泡シート成形装置」を開発した。スクリュー、金型からダウンストリームまで全体をPP専用機として設計したもので、押出装置は水発泡、化学発泡、ガス直接注入法の3種類の発泡剤が使用できる。水発泡を兼用できる装置は初。
<シート・プラスチック> ◇表面加工技術を開発 PPシートの欠点を解消
- アキレス -
アキレス(東京都) は、傷が付きやすい、滑りやすいなどのPPシートの欠点を解消する表面加工技術「アキレスモスティ」を開発、4月から本格販売を開始した。特殊インキを用いて、PPシートの表面に軟質ポリマーの球状微粒子を含んだウレタン樹脂を塗布するもの(特許出願中) 。
<その他容器> ◇本格カクテルを家庭で 左右非対称の斬新なボトル採用
- サントリー -
サントリー(大阪府)はこのほど、左右非対称の斬新なボトルを採用した本格リキュール「リキュート」を発売した。水中で揺らめいているように見える個性的でおしゃれなデザインのビン容器は、石塚硝子が製造したもので、製造工程やコスト、機能性など従来のビンとほとんど変わらない。
<紙器・段ボール・紙包材> ◇注目の平巻紙管機を本格展開 型代不要で小口にも対応
- 大成紙器印刷 -
大成紙器印刷(大阪府)はこのほど、独自開発の平巻紙管機「TS-H21」とカーリング機「TS-C21」の本格展開を始めた。メモリー操作で直径と円周を出す方式を採用しているため、型代が要らず、短時間で簡単に切り換えができるのが特徴。小口生産に適した製造機として注目を集めている。
<紙器・段ボール・紙包材> ◇ピン方式の自動落丁機開発 セット時間の短縮を実現
- レザック -
レザック(大阪府)はこのほど、最新ピン方式の自動落丁機「マスターブランカー」を開発した。オフライン方式で打ち抜きした後の製品とカスを分離するシステムで、昨年試作機を発表後、ピンの数を増やすなど改良が加えられた。最大のポイントはCADデータを活用することによるセット時間の短縮。
<フィルム・軟包装> ◇PPベースの軟質POシート 高周波溶着可能なグレード上市/塩ビと同等の生産性
- 出光ユニテック -
出光ユニテック(東京都)は、高周波溶着が可能な「ピュアソフティ−」の「ウェルダーグレード」を発売した。ピュアソフティーの透明性・光沢性・印刷適性などの特性を生かし一般の高周波ウェルダーによる融着加工を可能にしたもの。従来の高周波対応シートにみられる低分子成分のしみ出しによる白濁・ベタつき・ブロッキングがなく、表面の滑り性も良好なため、融着の前後工程での作業性がスムーズで、融着工程においてほぼ塩ビと同等の生産性が得られる。
<フィルム・軟包装> ◇業界初の単一樹脂・Tダイ法・単体のPO系ストレッチフィルム 新名称「クレアフォース」に/品質・性能がグレードアップ
- 三井化学プラテック -
三井化学プラテック(東京都)は、単一樹脂でTダイキャスト法による単体のポリオレフィン(PO)系業務用ストレッチフィルム「ハイクレル」を品質、性能ともに向上させ、「クレアフォース」と改名した。手巻き包装作業性や自動包装機適性などの大幅アップに成功したもの。今後「ハイクレル」の商標は使用しない。
<環境・包材リサイクル> ◇“容リ法”対応ソフト開発 再商品化費用の算出業務を支援
- 日本マイコン販売 -
日本マイコン販売(大阪市)は、容リ法で必要なデータ管理に対応するソフトウェアとして、委託申し込み自動計算システム「Mr『容リ法』」(CD−ROM版)を開発、発表した。再商品化費用の算出業務を支援するソフトで、同社と年間サポート契約を結ぶと毎年改定される係数・単価表のバージョンアップデータの提供も受けられる。
<シール・ラベル> ◇日本プロモーション企画コンテストで特別賞受賞 月刊誌「ちゃお」の販促に貢献
- コーパックインターナショナル‐
コーパックインターナショナル(東京都)は、「第9回日本プロモーション企画コンテスト」で特別賞を受賞した。昨年1〜12月までの間に展開された数多くのプロモーションの中から、企画的に優れ、売り場でも注目すべき実績をおさめたプランニングに対して栄誉が贈られるもの。小学館の月刊誌「ちゃお」の「新年特大号キャンペーン」で、コーパックの特殊ラベル技術を活用した総付け付録・クローズドのプロモーションが、月刊誌「ちゃお」の拡販に多大な貢献をしたことが評価された。
<環境・包材リサイクル> ◇PPバンド破砕装置を開発 毎秒約1mで高速処理可能
- 明和工作所 -
明和工作所(広島県)は、使用済みPPバンドを高速で破砕する「PPバンドシュレッダー」を開発した。毎秒約1mを処理できるタイプで、今年9月めどに発売する意向。PPバンドを投入口に差し込むだけで、自動的にローラーが巻き取り、内蔵のらせん状カッターが長さ1cm程度のチップ状に切断する。
<ISO関連> ◇ISO9002全工場取得 御殿場・蕨工場の取得で
- リンテック‐
リンテック(東京都)の粘・接着製品の生産拠点である御殿場工場(静岡県)と裁断加工拠点である蕨工場(埼玉県)の2工場がこのほどISO9002の認証を取得した。審査登録機関はいずれも日本品質保証機関(JQA) 。これにより同社の国内全8工場が、同規格を認証取得したことになる。
<ISO関連> ◇環境ISOを認証取得 本社、東京・仙台事業所で
- コイケ‐
コイケ(東京都)は4月25日付けで、本社、東京事業所(東京都)、仙台事業所 (宮城県)の3サイトを対象にISO14001を認証取得した。認証機関はMSA(マネジメントシステム評価センター)。包装材生産・ 販売業務、包装・ 梱包業務、倉庫業務、運輸業務を手がける同社だが、MSAでこれらの業種の認証取得は初めて。
<食品加工・関連機器> ◇高速文字検査機を開発 業界初のオールインワン型/食品業界をターゲットに
- スタビック -
スタビック(東京都) はこのほど、低価格・高性能の高速文字検査装置「ニューロビジョンNV-800シリーズ」を開発した。主力ユーザーの医薬品業界に加えて、食品業界での本格的なシェア獲得に乗り出すのが狙い。カラー液晶モニターやメモリー装置、照明装置などをすべて本体内に収納した、業界初のオールインワン型文字検査装置で、すっきりしたボディーで設置場所を取らないので、セットアップが容易にできる。
<印刷・印字> ◇インキツボなしの印刷機 リンテック製「LPM-300IP」導入/未経験者がオペレーター
- ミマス特殊印刷 -
ミマス特殊印刷(東京都)は2月末、上野原工場(山梨県)にリンテック製の間欠輪転印刷機「LPM-300IP」を導入した。同機はインキ量の調整ネジを使わずに、11分割された「呼び出しローラー」がツボローラーに接触し、その接触長でインキ量を調整する。調整はコントローラーのパネルからキー操作が可能なので、オペレーターの熟練度が不要となった。
<企業戦略・経営マネジメント> ◇充填や物流、品管を強化 岡山工場で4ライン増設
- 大正製薬 -
大正製薬(東京都)はこのほど、中・長期的な生産設備の整備を目的にドリンク剤の生産と物流の強化を行うことを明らかにした。岡山工場で生産ライン4本を増設、大宮工場(埼玉県)内の物流センター、品質管理棟の建設を決める。規制緩和に伴うドリンク剤の需要拡大とコンビニなど消費者ニーズの多様化、国際化に伴った品質確保に対応するのが狙い。
<特集「2000国際食品工業展」> ◇FOOMA JAPAN 2000、5月15〜18日に有明の東京ビッグサイトで開催 21世紀を見据えた技術・製品が一堂に
「2000国際食品工業展(FOOMA JAPAN2000)」が、5月15日から18日までの4日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される。主催は日本食品機械工業会で、「発見!次代の食ノロジー」をキャッチフレーズに、21世紀を見据えた最新技術から製品、情報を多彩に発信する。本特集では、同展示会の概要や見所、主要出展各社の製品を中心にピックアップして紹介。
<特集「医薬品と包装」> ◇安全第一に“環境”も考慮 急速に進むPTPの材質変更
近年、世界的規模で環境問題が取り上げられる中、安全が最優先される医薬品包材でも環境対応を考慮した開発がすすめられ、導入が進んでいる。“安全”と“環境”相互のバランスを保った医薬品の主力包装形態をピックアップし、基本的な特性や機能性・使用性などをまとめるとともに、製薬メーカー・エーザイが指向するパッケージを紹介する。
<特集「物流・ロジスティクス」> ◇物流効率化への切り札的存在 一貫パレチゼーションの現状など報告
低迷を続ける日本経済にあって、経済界は自力での再生への道を模索している。キャッシュフロー経営への迅速な移行による経営改善に取り組むとともに、メガコンペティション時代への対応を先取りし、個別企業としての利益追求から製品供給にかかわる複数企業全体での利益追求、すなわち全体最適化を志向したサプライチェーンマネジメント戦略へのシフトで国際競争力を増強するなど、革新的な展開が顕在化してきた。このように将来を展望した経営革新戦略構想を掲げ、その具体化を急速に推し進める企業にとって、物流合理化への施策は大きな意味を持っている。といのも、これら経営革新への戦略が、物流、より正確に表現すればロジスティクスに密接にかかわっているからだ。本特集では、数ある物流合理化への取り組みの中から「 一貫パレチゼーション」を取り上げるとともに、ここ数年長足の進歩を遂げてきた「マテハンシステム」にも着目し、関係各社の販促活動の現状や実態を報告する。
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<包装機・関連機>
◇緩衝材不要包装システム開発 独自技術で国産初/段ボ底にシュリンクで固定
- 三機工業-
三機工業(東京都)は、段ボールケースやプラスチックコンテナなどの容器の底部にフィルムを貼り付け、その上に商品を固定することで、緩衝材を不要とする自動包装システム「エコパス」を開発した。緩衝材不要自動包装システムを独自技術で開発したのは国内では同工業が初めて。システムはフィルム装着ユニットとヒートシュリンクユニットの 2つで構成されている。処理能力は、フィルム装着ユニット2台を直例に連結したタイプで毎分20ケース。
<包装機・関連機器> ◇新型圧空真空型機の内覧会を開催 シート搬送のクリップ機構に関心/カス大幅低減や仕上がりに威力
- 住友重機械工業 -
住友重機械工業(東京都)はこのほど、千葉工場で圧空真空成型機新製品の内覧会を開催した。新製品は、ヒーター部分に近赤外線ヒーターを採用したほか、シートから発生するカスの大幅な低減を実現、“クリップチェーン機構”も搭載したことでシート搬送時の拘束力を従来の約5倍にまで高めた。
<シート・プラスチック容器> ◇PP低発泡容器の新製品発表 軽量化志向など背景に展開へ
- 中国パール販売 -
中国パール販売(東京都)がPP系の低発泡容器「エアーシリーズ」を開発した。同じシート厚の従来容器より約10%の軽量化を達成、電子レンジでの加熱にも対応させた。すでに上市済みの半透明PP発泡容器「ウォータープレートシリーズ」と合わせ、PP系製品の販売展開を強化していく。
<紙器・段ボール> ◇独自紙製トレーで環境訴求 「中之島まつり」でも脚光/機能紙貼付の易はく離タイプ
- 秀英 -
秀英(大阪府)はこのほど、大阪市内で開かれた「第29回中之島まつり」に、自社開発の「紙製トレー」を提供し、環境配慮を訴える容器として注目を集めた。同トレーは内面に食品用機能紙を窓貼り機で加工し、剥離が簡単な糊を使うことで衛生面・リサイクル性を向上させたもの。今回、焼きそば用に使われ、購入者が食後、紙器を返品すれば10円戻ってくるというデポジット制を採用。回収率は60%に達した。
<紙器・段ボール> ◇惣菜用紙ケースの新製品 耐熱性などでアルミ代替狙う
- シンメイ -
シンメイ(横浜市)は、惣菜用カップ状紙ケースの新製品「紙ING(カミング)」を発売した。包材ユーザーの紙化ニーズに対応したもので、アルミケースの弱点(耐酸性や電子レンジ不可)を補い、従来紙ケースの欠点だった適度なコシをもたせることにも成功。現在、ディーラーを通じ、アルミケースとほぼ同等の価格で全国販売を展開している。
<紙器・段ボール> ◇Gフルート市場に参入 厚木工場に設備導入、GW明けから供給
- 東罐興業 -
東罐興業(東京都)がGフルート段ボール市場に参入した。同社は3月26日、厚木工場のコルゲートラインに三菱重工業の「60G シングルフェーサ」を導入、Gフルート段ボールのオフセットダイレクト印刷の供給体制も整ったことから、ゴールデンウィーク明けに本格展開を開始したもの。
<紙器・段ボール> ◇尾島事業所(群馬県)を竣工披露 コルゲーターなど最新設備導入/月間能力シート1000万、ケース500万平方メートル
- 森紙業 -
森紙業(京都市)グループの常陸森紙業(茨城県)はこのほど、昨年完成した尾島事業所(群馬県)の竣工披露式を行った。月間生産能力はシート1000万平方メートル、製函500平方メートルで、段ボール工場として国内最大規模の能力を持つ。主な設備は、コルゲーターISOWA製のダブルデッキ(2階建て)方式「CWDD型」で、2200mm幅、毎分350メートルという高速マシン。
<フィルム・軟包装> ◇昨年度の総出荷量が過去最高に 昨年は5%増の14.7万t記録
- アルミニウム箔懇話会 -
パッケージのほか多くの分野で用いられるアルミニウム箔は、平成11年度、総出荷量が14万7,179tと、過去最高だった平成9年度の記録を更新した。要因の一つに主需要品目の「食料品」向けの増加が見られる。平成12年度の見通しでは、経済環境や政府経済見通しを考慮し、内需で前年度比101%の13万600t、輸出は同95%の1万7,000t、需要総量は同100%の14万7,600tと予測している。
<フィルム・軟包装> ◇商品パッケージで利便性向上 ゼリー飲料にスパウトパウチ
- 龍角散 -
龍角散(東京都)は、薬の服用を支援するゼリー飲料「嚥下(えんげ)補助ゼリー」「おくすりのもうね」などのパッケージにスパウト付きスタンディングパウチ(チアーパック)を採用した。同商品は、高齢者や子どもなどのように嚥下(飲み込む)機能の弱い人を対象としたもの。同パウチの採用で、各種飲用シーンに適応できるなど利便性に富んだ商品となっている。
<フィルム・軟包装> ◇6月1日から10%値上げ 環境厳しく前途険しい/インフレフィルム
インフレフィルムは、1立方センチメートル(1cc)当たり2銭、約10%の価格修正を実施するため、チラシ配付や趣旨説明などの活動を開始した。すでに5月21日あるいは6月1日付での価格実施を目標としていたが、やっと腰をあげた。ただ、需要低迷・輸入圧力の強化・値下げの要求など環境は厳しく、インフレメーカーも実際はおよび腰気味で、今回の値上げは非常に険しい見通し。
<環境・包材リサイクル> ◇注目集めるプラ包材再生技術 廃棄材の木粉と混合/合成木材以上の強度実現
- アイン総合研究所 -
使用済みのプラスチック包材と廃木材の木粉を混合するマテリアルリサイクル技術が内外から着目されている。アイン総合研究所(岐阜県)が開発したもので、これを応用したのが再生建材「スーパーウッド」。廃プラと木粉(55% 〜70%)を混合・融合させ、合成木材以上の強度を実現したほか、水はけが良く風化もしないなどの特徴を持っている。
<環境・包材リサイクル> ◇再商品化委託契約1万9000件超す プラ包材分野はケミカルリサイクル
- 日本容器包装リサイクル協会 -
容リ法の4月1日完全施行に伴い、指定法人・日本容器包装リサイクル協会はこのほど、平成12年度の再商品化委託契約件数(4月28日現在)を発表、19,000件を突破したことを明らかにした。容リ法で委託義務を負う特定事業者が、同協会に申し込んだ数は19,419件で、プラスチック包材分野の委託契約が最も多く、そのうち高炉原料化などのケミカルリサイクルが75%、材料リサイクルが20%を占める。
<印刷・印字> ◇カラーマネジメント技術を供与 ライセンス契約で小森コーポレーションに
- 東洋インキ製造 -
東洋インキ製造(東京都)は、同社独自のカラーマネジメント技術「T-Colo(ティーカラー)テクノロジー」に関して、オフセット印刷機メーカーの小森コーポレーションとライセンス供与に関する契約を結んだ。デジタル化が急速に進む印刷業界では、DDCP(ダイレクト・デジタルカラー校正機)やカラープリンターによる色再現を実際の印刷機で一致させるカラーマネジメント技術が必要不可欠なものとなっている。同社はこれを背景に、今後も製版や印刷分野に対し、技術ライセンスやOEM供給の積極的展開をしていくとしている。
<印刷・印字> ◇感光材をインターネットで ユーザー直販で低価格化が狙い
- 三井物産グラフィックシステム -
三井物産グラフィックシステム(東京都)は、同社のインターネットのホームページを通じ、大日本スクリーン製造のイメージセッター用感光材料「フォトインダストリア」の販売を開始した。インターネットを通じての販売は業界初。これにより複雑な流通経路を省き、商品を直接ユーザへ届けることができる。
<特集・近畿地区包装産業特集> ◇経済上昇傾向で需要回復に期待 環境配慮、品質管理万全に
大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の2府4県で構成される近畿(関西地区)は関東地区と並ぶ大産業地域。近年は震災と不況の波にさらされてきたが、5月10日に近畿通産局が公表した鉱工業生産動向によると、2カ月連続で増加傾向を示す結果となり、「生産持ち直しの動き」の一文が表記された。こうした中、“パッケージ”“物流”業界は環境負荷低減という時代ニーズにより、転換を迫られている。逆に、リサイクル性や減量化(省資源化)、リユース化を進めることで、包装・物流の新たな発展が期待できる。そこで今回の特集では、近畿地区包装・物流産業の動きについて品質管理や省力化・環境配慮型包装に取り組むユーザー動向を交えながら報告する。
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<包装機・関連機器>
◇工業用板もの向け超音波カット機開発 自動取り出し機の技術を活用
- スターテクノ -
スターテクノ(愛知県)はこのほど、工業用板もの材料向けの自動超音波カット機「ウルトラソニックカッター・SCシリーズ」を開発し、販売を始めた。親会社のスター精機の自動取り出し機の技術を生かし、カッターをACサーボモーターで X・Y・Z・θの4軸方向に作動させる。先端を従来のレーザーから超音波カッターに切り替え、切断能力も向上。CADデータ、Gコードにも対応する。
<包装機・関連機器> ◇空PET外観漏れ検査機 コカ・コーラグループに相次ぎ納入/ボトル内製化背景に注目
- キリンテクノシステム -
キリンテクノシステム(横浜市)が昨秋上市した空PETボトル外観リーク検査機「PAL-3761」が、順調な滑り出しを見せている。今年1月には1号機をコカ・コーラウエストジャパン(福岡市)に、2号機も先ごろ仙台コカ・コーラボトリング(仙台市)に納入した。同機は、ユーザーの省スペースニーズに対応し、外観検査機とリークテスターの一体化を実現、加えてメンテナンス性も向上した。近年は、生産コスト削減を目的にボトル内製化に乗り出す飲料メーカーが急増。これに伴い、飲料メーカー自らがボトル検査を行う必要に迫られていることから、同機の需要が今後膨らんでいく可能性は高い。
<包装機・関連機器> ◇新型のX線異物検出機開発 検出感度大幅アップ/半値に近い破格の580万円で
- アンリツ -
アンリツ(東京都)はこのほど、検出感度と防塵・防水性を大幅に向上させたX線異物検出機「KD7203AW」を開発、受注活動を始めた。独自のアルゴリズムを採用した新開発の画像処理技術で、鉄とステンレスの検出感度が従来の直径0.6mm球から0.4mm球に大幅アップ。搬送部は、防塵・防水の国際規格IP66仕様に準拠し、ワンタッチ着脱コンベアの採用でメンテナンス性も向上。価格は従来のほぼ半値となる破格の580万円で発売する。
<紙容器> ◇米菓スナック容器の紙カップ化 新需要に向け各社で採用進む/コンビニ中心に反響大
米菓やナッツ類などの“おつまみ系”スナック菓子分野で、紙カップ容器の採用が新たなトレンドとなっている。特にコンビニを中心とした市場の反響も良好で、有力米菓メーカーは今夏以降、継続的に同タイプ容器入り新商品の投入も計画している。同容器の大半は内面にアルミラミを施したタイプのものだが、優れた酸素バリア性を持つ 2ピース複合容器の注目もここにきて高まっている。
<フィルム・軟包装> ◇紫外線防止フィルム開発 脱色、変色に優れた効果
- 菱阪包装システム -
菱阪包装システム(大阪府)はこのほど、紫外線による脱色や変色を抑える紫外線防止フィルム「UVシャット」を開発、上市した。紫外線吸収剤を接着剤に加えて通常のドライラミ工程で用いるだけで、容易にしかも低コストで優れた効果を発揮するのが特徴。農水産物やそれらの加工品など幅広い分野に積極展開していく方針。
<フィルム・軟包装> ◇サーモにフィルム事業を譲渡 ラミネート、加工紙に集中
- カイト化学工業 -
カイト化学工業(東京都)は、来年1月をめどにフィルム事業をサーモ(東京都)に営業譲渡と発表した。同社は、ラミネート・加工紙事業に集中し、サーモはフィルム事業を拡大強化に向かう。今回のフィルム事業の営業譲渡は、両社の親会社、住友化学が、連結経営強化を目的に経営資源の選択と集中を進める中、グループ内のフィルム事業分野の重複を減らし、合理化を図るのに最適と判断したことから実現したもの。
<フィルム・軟包装> ◇中国から軟包材や容器など輸入 現地企業との提携でスタート
- 池上交易 -
池上交易(大阪市)は、中国製軟包材やブロー成形容器などを輸入販売する。同社は中国の現地法人「上海池上商務有限公司」を通じ、同国の包材コンバーターに印刷機や製袋機を納入してきた実績がある。今回の輸入販売は、これら中国の包材コンバーターの依頼で引き受けることにした。
<外装機器・資材> ◇包装事業全般で業務提携 マレーシアで6月中に合弁設立
- 大日製罐、司化成工業 -
PPバンドメーカーの大日製罐(東京都)と司化成工業(東京都)はこのほど、国内外の包装事業全般で業務提携することを明らかにした。マレーシアで現地企業を加えた3社合弁のPPバンドメーカー設立(6月中)を最終決定し、これを契機にその他製品の販売提携や相互補完的な製品供給(OEM含む) など多面的な協力関係を築いていくことで基本合意したもの。シナジー(相乗効果)による競争力強化を狙うとともに、将来的な環境関連事業での相互協力も視野に入れている。
<シール・ラベル> ◇立体ラベルで実用新案申請 飲料の販促ツールや本の付録で展開
- サンメック -
サンメック(新潟県)はこのほど、立体ラベル「スタンダップラベル」を開発、実用新案を申請するとともに、商品化を進めている。立体感を持たせるというコンセプトで開発したもので、2層構造からなり、上の層が自立することでプロモーション媒体にもなる。PETボトル飲料の販促ツール、本の付録、スピードくじなどの分野で展開予定。
<物流関連> ◇パレスト包装用ネットを販売 高弾力でしなやかに捕捉/呼吸する農産物に最適
- 日本電空‐
日本電空(東京都)は、米国TAMANET社のパレットストレッチ包装用ネット「フレックス−ネット」の輸入販売を開始した。L-LDPE製のモノフィラメントを漁網などと同じように織り上げたルース・ニット式のネットで、伸び率が30〜60%と大きいうえに形状記憶性を有しており、積荷に対して常に最適な張力を維持する。特に、呼吸をする農産物などに適している。
<物流・ロジスティクス関連> ◇PPパネルとアルミフレームで構成 軽量の折り畳み式コンテナ発売
- 東洋実業 -
東洋実業(大阪市)は、「折り畳み式アルミフレームコンテナ(仮称・クリーンコンテナ)」を発売した。住友化学の中空構造PP製パネル「スミパネル」を壁材に、アルミフレーム枠を組み合わせたもの。軽量で組み立ても容易なので、保管スペースや回収費用のコスト削減ができる。食品全般、薬品、精密部品、電子部品などの大型商品や集合商品に適している。
<ISO関連> ◇ISO14001を認証取得 本社に続き犬山事業所も
- 村田機械 -
村田機械(京都府)はこのほど、犬山事業所においてISO14001を認証取得した。審査登録機関はBVQI。対象範囲は、繊維機械製造、物流システム、工作機械、クリーンシステムの設計および製造、ならびにファクシミリの修理とパーツ供給。今年1月の本社に続く2番目の取得となる。同事業所は1972年の操業開始以来、地域に配慮した環境保全活動を展開し、99年に環境管理委員会を発足させ、本格的な環境管理システムの構築に取り組んできた。
<リサイクル関連装置最前線> ◇循環型社会に向けて 減容・圧縮・破砕機続々
限りある資源を有効に使うのが循環型社会構築の基本。「何でも焼却できればよい」という考えは、もはや通用しない時代になってきている。紙・プラスチック包材を問わず、エネルギー回収を含め、いかに効率よくリサイクルするかが大きなテーマだ。そこで循環型社会構築に向けて、ここにきて開発が進んでいる破砕・選別・減容機の最新動向をまとめた。
<「広島パック2000・中国地区包装産業」特集> ◇広島パック2000」開催へ 6月1〜3日、広島県立産業会館東館で/環境・衛生など中心に52社160小間で
「広島パック2000」(主催・日報)が6月1日から3日間、広島市・県立産業会館東展示館で開催される。52社160小間の規模で行われる今回は、「包装・物流・食品加工機械・環境対応包材の最新情報(環境に適した包装と豊かな食生活)」をテーマに、リサイクル・リユース・リデュースに対応する「環境配慮型包装材料」や食品衛生に関するHACCP支援機材なども展示される。本特集では、同展示会の見どころとともに、中国地区包装・物流産業界の動向をまとめた。
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