5月7日号ダイジェストニュース |
◇木質チップ買い取り方式
京都の新工場で月30万個生産/間伐材や剪定枝も原料に
- SION -
木質チップを独自のバインダーでレンガやパレット状の資材にする、SION(京都市上京区、原三郎社長)は、京都市内に月30万個を生産できる新工場を6月末をめどに本格的に稼働させる。従来の大津工場も大幅リニューアルして月25万個生産体制を整え、草津工場も切断機の増強などを行い、トータルで55万個生産できる体制を構築する。
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◇累計38万t、3月中国本土7万t増
香港ルート前年6万t減少
- 廃プラ貿易統計 -
財務省の貿易統計によると、12年3月の廃プラ輸出の累計は、38万1331トンで、対前年3298トン増(101%)、金額は、前年比1346万円減の170億6061万円(99.9%)。3月のみの数量は前年より1万4351トン増の14万9158〓となった。
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◇焼却炉、熱回収施設に認定
金属含有汚泥の乾燥に熱利用
- 旭商会 -
旭商会(相模原市、根本敏子社長)は、同社工場「ソリューション・プラザ」内の産業廃棄物焼却処理施設について、3月28日付で相模原市から「熱回収施設設置者」の認定を受けた。
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◇設備能力を2倍超アップ
液体飼料化事業の強化へ
- 環境テクシス -
食品残さの肥飼料化事業を展開する環境テクシス(愛知県豊川市、高橋慶社長)は、新たに破砕機を導入するなどして液体飼料(リキッドフィード)化設備の処理能力を2倍以上にアップさせた。
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◇跡地は茶畑に再利用
安定型処分場が稼働
- 静岡西部建設/セブ産業 -
土木工事と建設リサイクルの静岡西部建設(静岡市駿河区)の子会社、セブ産業(静岡県掛川市、梅原秀夫社長)は、埋立面積5020平方メートル、埋立容量2万2554立方メートルの安定型処分場を整備した。
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◇油水分離機の販売強化へ
小型・低価格化で用途拡大
- 日建 -
自動車部品や水処理機器の製造・販売を手掛ける日建(大阪府高石市、山田原司郎社長)は、エマルジョンセパレーターシステム「SEシリーズ」の販売を強化する。
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◇処理料金上昇避けられず
受入量の一部制限も検討
- 関東の焼却施設 -
関東の焼却施設では、焼却灰(主にばいじん)の処分先が問題となっているが、それが焼却処理コストを押し上げ、処理料金を上げざるをえない状況が生まれている。それに加え、受け入れ量の制限など事業の継続性にも影響が出始めている。
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5月14日号ダイジェストニュース |
◇595社2052小間で開催
アジア最大級の環境ビジネス専門展
「2012NEW環境展/2012地球温暖化防止展」(主催=日報ビジネス)が、5月22日から25日までの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)東1-6ホールで開催される。環境分野の専門展として、アジア最大級の規模を誇る。併催の「地球温暖化防止展」と合わせて595社2052小間となり、20万人を超える来場が見込まれている。本紙では、開催概要やみどころ、各社の出展内容を紹介する。
●開催概要2〜3面
●後援団体メッセージ4〜5面
●記念セミナー案内7〜8面
●出展案内9〜51面
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5月21日号ダイジェストニュース |
◇新焼却炉、中国江蘇省に竣工
医療・工業系廃棄物を年9000t/月内にも本稼働へ
- スズキ組 -
スズキ組(本社・静岡県袋井市、鈴木健次社長)は、月内にも中国・江蘇省連雲港市に竣工した焼却処理施設について本格稼働に入る。医療系廃棄物や工業系の廃棄物を処理するバッチ式の熱分解炉や医療系廃棄物を高温蒸気で滅菌するプラントなどを設置しており、年間の処理能力は9000dになる。総投資額は4億円。
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◇渋谷ヒカリエに出店
使う人が価値を決める物へ/廃プラ等を展示、販売
- ナカダイ -
ナカダイ(本社・東京、中台正四社長、前橋支店)は4月26日から5月20日までの間、オープンした大型ファッション・カルチャータウン「渋谷ヒカリエ」に、選別した廃プラスチックや金属スクラップなどを芸術用素材、ファッション雑貨として展示、販売する「ナカダイ・シブヤショップ」を出店した。
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◇OA機器の集荷から加工まで
金属リサイクルを本格展開/ワンストップでコストダウン
- オリックス -
オリックスグループは、金属リサイクル事業について本格展開を図る。使用済みOA機器類の集荷から加工まで一貫して手掛けることでコストダウンにつなげる。
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◇堆肥化施設をリニューアル
臭気対策と品質向上を強化
- オガワ農材 -
食品残さの堆肥化事業を行うオガワ農材(愛知県田原市、小川久広社長)は、臭気対策と製造物の品質向上を図るため、堆肥化施設「アツミオーガニックセンター」をクローズド形式にしてリニューアルオープンさせた。工事は2月から着手。
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◇座談会
公平な“市場” 確立が急務/品質・安全管理でコスト増
見える化で理解求める/木質チップリサイクルの現状
NPO法人全国木材資源リサイクル協会連合会 理事長(NPO法人北日本木材資源リサイクル協会代表理事)鈴木 隆氏
NPO法人全国木材資源リサイクル協会連合会 副理事長(関東木材資源リサイクル協会会長)藤枝 慎治氏
昨年3月に発生した東日本大震災と、それに伴う東京電力福島第1原子力発電所事故、さらに7月に施行される再生エネルギー特措法の影響などで木質チップを取り巻く状況が大きく変わっている。
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◇産廃・リサイクル専門の太陽光パネル
5ハードで産廃業の省エネ・ECO支援
- フジテックス -
フジテックス(本社・東京)は産業廃棄物処理業者向けに、太陽光発電など5種類のハード導入と、企業ロゴやカーボンフットプリント算定などソフトでのコーポレートアイデンティティ(CI)強化をパッケージで提案することになった。
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◇岩手、静岡が基本協定
災害廃棄物受け入れ処理で
岩手県と静岡県は5月14日、東日本大震災により岩手県山田町と大槌町で発生した災害廃棄物の処理に関する、基本協定を締結した。
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◇2012NEW環境展記念セミナーのご案内
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5月28日号ダイジェストニュース |
◇中部地区にR施設竣工
RPFや混廃ラインなど完備
- 日本ウエスト東海 -
日本ウエストグループの日本ウエスト東海(三重県三重郡、長田和志社長)は、4月に産業廃棄物処分業の許可を取得、RPF化ライン、混合廃棄物選別ライン、木くずチップライン、廃タイヤ・合成ゴムくずの破砕ライン・圧縮梱包ラインなどを完備するリサイクル施設をオープンさせた。敷地面積は3万3000平方〓で、建屋面積は1万2500平方〓となっている。
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◇プラ発電安定で黒字転換
加工処理も増、年間35万t/外販も月間約1万tに
- サニックス -
サニックス(本社・福岡市、宗政伸一社長)は2012年3月期の決算発表で、廃プラスチックの加工処理量が11年度通年で前年度比約5万8000〓増の34万8854〓になったことを明らかにした。
同事業の売上高は約16億円増の66億7300万円になった。
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◇山梨に積替保管施設を開設
引火性廃油の許可も取得
- 天星製油 -
天星製油(浜松市、鈴木宏政社長)は、山梨県笛吹市に廃油と廃アルカリの積替保管施設を開設した。山梨県や長野県、東京都、埼玉県などのエリアからの集荷拠点となる。回収した廃棄物は、本社・浜松市の中間処理工場に移送し、再生重油や助燃剤の原料として利用する。
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◇兵庫県洲本市でBDF検証
地域バイオマスの有効利用へ
- 浜田化学 -
廃食用油の再生利用事業を行う浜田化学(兵庫県尼崎市、岡野嘉市社長)は、兵庫県洲本市でバイオディーゼル燃料(BDF)事業を検証し、その成果を報告書にまとめた。検証は、▽製造技術▽農業機械等への利用▽グリセリンと未利用バイオマスの有効活用▽ナタネなど資源作物の原料化〓〓について。今後は、同市内へのBDF実験センター設置等を視野に、事業の継続を目指す。
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◇可視化の専用袋、採用へ
浜松方式での埋立が具体化/第3回総会を開催
- アスベスト圧縮固化工法協議会 -
廃石綿等の除去業者、処理業者、薬剤メーカーなど23社で構成するアスベスト圧縮固化工法(A.S.S工法)協議会(三浦正行理事長、事務局・東京・港、AGUAJAPAN内)は先月、浜松市内の会場で第3回定時総会を開催した。2011年度の事業報告や12年度の事業予定を審議し、浜松市西区の三生開発の管理型処分場でいわゆる「浜松方式」による廃石綿等の搬入が始まる運びとなったこと、12年度は廃石綿等が入った二重梱包の袋の一部に透明な部分を設け、中身がしっかり確認できるよう可視化を図ること、石綿作業主任者の講習会を開催していく意向があることなどを示した。
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◇マイクロ波でバイオ燃料製造
木質廃材などを原料に
- 日本化学機械製造 -
化学プラントメーカーの日本化学機械製造(大阪市、高橋正一社長)は、三菱総合研究所などと共同で、マイクロ波照射装置を使って福井県の山から出る廃材などからバイオ燃料を製造するプロジェクトを開始する。2012年度中に試作機の製作を予定しており、地産地消型の新エネルギー製造技術の開発を目指す。
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◇公益法人化で初通常総会
アジア交流の報告も/正会員は増加
- 福岡県産廃協会 -
今年4月1日から公益社団法人化した福岡県産業廃棄物協会(梅田芳佳暉会長)は、5月17日、福岡市内の博多サンヒルズホテルで、第1回通常総会を開催した。
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