循環経済新聞・バックナンバー“2004年5月度”

---- 5月3日号は休刊です。----

5月10日号ダイジェストニュース

◇管理型処分場73.7万m3施工
産業廃棄物15品目を受入/底面は修復シートなど5層

- 山一クリーン・サービス -

ウィズウェイストジャパンの100%子会社、山一クリーン・サービス(青森県三戸町、高木正平社長)では、埋立容量73万7000m3の産業廃棄物管理型最終処分場(三戸町)が完成、本格的に営業を開始する。


◇リバース製紙工場が完成、竣工式典
原料利用は月間2500t/機密書類や難再生古紙など

- リバース -

リバース(大阪府泉南市、谷盛巖社長)は、古紙100%を原料とするトイレットペーパー製紙工場が完成し、4月21日、同市の本社工場で竣工式を行った。工場見学会や披露パーティーも含めて当日は経済産業省、自治体、製品販社、古紙問屋、関連機器メーカーの関係者など約200人が参加した。


◇大黒町本社工場が竣工
05秋にも中間処理取得へ

- 永川組 -

永川組(横浜市鶴見区、永川武夫社長)は4月27日、鶴見区大黒町の現地で本社工場の竣工披露会を実施した。施設は工業専用地域内の約1万4800m3の敷地に混合廃棄物の選別等を担うA棟、木材再生のB棟合わせて約8700m3の建屋を設置、混合廃棄物の選別プラントや破砕、圧縮、破砕・溶融、木材再生等の機器装置をすべて屋内に整備するもの。


◇畜ふんたい肥中心に分析
有料サービスで100件突破

- 日清製粉 -

日清製粉は、たい肥の熟度分析・品質評価システム「エコドクター」の有料分析サービスを昨年8月に開始以来、約100件の分析を行った。


◇生ごみ等から水素製造
モデル事業で、燃料電池に利用

- 早稲田大学・三洋電機など -

早稲田大学が提唱する「本庄・早稲田地域でのグリーン水素(G水素)モデル社会の構築」事業のキックオフ大会が4月22日、早稲田大学大久保キャンパスで行われた。生ごみなどのバイオマスや廃シリコン、廃アルミで製造した非化石燃料系の水素(G水素)を燃料電池システムに利用するという内容で、環境省が今年度から支援する。


◇家電リサイクル法施行状況(平成15年度実績)について




◇蛍光管年400万本処理へ
乾式で蛍光体を再生可能に

- 神鋼環境ソリューション -

神鋼環境ソリューション(神戸市、平田泰章社長)は使用済み蛍光管のリサイクル事業について今年度、年間400万本の処理を見込む。事業開始は2001年12月。


◇G購入研究会を開催
行政機関における最新動向

- GPN -

グリーン購入ネットワーク(GPN、東京・渋谷)は4月22日、東京・青山の環境パートナーシップオフィス会議室で、「行政におけるグリーン購入の最新動向」をテーマに第22回グリーン購入研究会を開催した。


◇廃棄物埋設地の開発、硫酸ピッチ、処理施設の事故等で規定
改正廃棄物処理法要綱(全文4月21日成立、4月28日公布)




◇環境事業でISO9001
社会貢献優良企業にも認定

- 環境開発 -

環境開発(福岡市、牟田義彦社長)はこのほど、品質保証のISO9001を認証取得した。産業廃棄物・一般廃棄物・し尿処理、道路・上下水道維持管理などの事業部門が対象で、本社、支社、営業所の全7サイトで同時取得した。



5月17日号ダイジェストニュース

◇2004NEW環境展・東京会場開催へ
536社・2072小間、過去最大規模をさらに更新
多様化・専門化進みTLOも参加/今年も東館全ホール開催

2004NEW環境展・東京会場が5月25〜28日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される。日報グループの日報イベントが主催し、日報アイ・ビーが特別協力する。昨年に引き続き、東館全ホール(1〜6ホール)を使っての開催で、出展規模は536社2072小間と過去最大を更新した。
出品内容はますます広がりを見せている。環境浄化・環境保全、土壌・水処理、収集運搬・搬送・回収、有機性廃棄物処理、破砕・選別・減容関連、焼却・炭化・乾燥関連、測定分析・情報処理、新エネ・省エネ・バイオマス、ヒートアイランド対策、産学連携・TLO、環境対応包装・新素材・エコ製品、海外出展、各種キャンペーンのゾーンが来場者を迎える。
期間中に東京ビッグサイトの会議棟で開催する記念セミナーは中国でのプラスチックリサイクルや廃棄物処理法改正の動向、埋設廃棄物対策、電子マニフェスト、一般廃棄物委託基準、廃棄物と環境ISO、自動車・食品・容器包装・建設の個別リサイクルなど幅広いテーマで行う。

■後援団体メッセージ

2.3面

■展示会トピックス・韓国ブースの出展社

5面

■会場案内図

7-10面

■出品案内

11-77面




5月31日号ダイジェストニュース

◇空き缶R工場が完成、竣工
国内最大級の日量72t/加熱・ペレット方式を採用

- 日下部建設 -

海運、土木、埋立工事業などを展開する日下部建設(神戸市、井関英輝社長)では、新規事業として空き缶リサイクル工場「トライアール神戸」が同市の神戸複合産業団地内に完成。5月20日、現地で竣工式を行った。


◇サーマルリサイクルを推進
プラの処分場埋立ゼロへ

- 都廃棄物審議会 -

東京都廃棄物審議会(会長・田中勝岡山大学大学院教授)は5月17日、「廃プラスチックの発生抑制・リサイクルの促進について」と題する答申をまとめ、石原慎太郎東京都知事に答申した。東京都内では現在、プラを不燃ごみとして集めており、破砕処理後、埋め立て処分されている。これが、処分場をひっ迫させる要因となっていた。今回、サーマルリサイクルを明確に位置付けることで、可燃ごみに転換させ、処分場への埋め立てゼロを目指す。


◇建設系など無機汚泥を資源化
「エコワークス苫小牧」竣工

- 苫小牧清掃企業組合 -

苫小牧清掃企業組合(北海道苫小牧市、渡邊健治理事長)は苫小牧市勇払の勇払処理センター内に、建設現場からの汚泥や土砂、道路の清掃汚泥、雨水ますや側溝の底泥など無機汚泥を受け入れて分級・改質し、覆土材や土壌改良材、骨材など再生材を得るリサイクル施設「エコワークス苫小牧」を竣工、5月から本格稼働を始めた。


◇登録得て受入量の拡大へ
一廃手数料の上昇追い風に

- 山陰エコシステム -

山陰エコシステム(鳥取県境港市、渡辺昭美社長)は今年4月に農水省の再生利用事業者登録を受けたことを機に、受け入れ量拡大を図る。登録により得られる荷卸し許可不要の特例などを活用し、近郊の松江市などの事業系一廃や動植物性残さなどにも広く展開していきたい考えだ。


◇ユニット式コンポシステムを開発
今秋にも実用化し本格普及へ

- 山本工務店 -

山本工務店(三重県浜島町、山本清春社長)は、ユニット式のローコストでコンパクトな「ユニット式コンポストシステム」の開発に成功した。実証期間を経て、2004年秋にも実用化、本格販売に入る。


◇月50台販売目指す
VHSリサイクル装置、10月量産化

- イービデオ -

イービデオ(東京・港、吉谷典之社長)は、VHSなどの廃ビデオカセットテープから映像、音声を消去しながらテープを巻き出す装置「セキュリティー・エコローダー」を10月から量産化し、月約50台の販売を目指す。


◇排ガスのPMを90%捕集
セラミックで耐熱性高く

- 国際興業 -

一般乗合や貸切、乗用旅客自動車運送業などを手がける国際興業(東京・中央、小佐野隆正社長)は、セラミック・チップを採用した多重層フィルターで、ディーゼル自動車の排ガスに含まれる粒子状物質(PM)を90%まで捕集するDPF装置「S-Cube」の販売を開始した。


◇最終処分場を掘り起こし再生へ
関係者に選別プラント公開

- 沖縄県 -

最終処分場を掘り起こし、埋設物の選別・再生利用、埋め立て容量の延命化などを計画している沖縄県は5月10日、与那城町の管理型処分場内に設置した選別実証プラントを町関係者らに公開した。全国でも初めての取り組みで、今後2-3年をめどに実証成果をまとめたい考え。



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