循環経済新聞・バックナンバー“2005年6月度”
6月6日号ダイジェストニュース
◇木質ガス化発電施設竣工
大栄環境グループの三重中央開発(三重県伊賀市、下地一正社長)は、木質系バイオマスガス化発電施設と排水クローズド化システムを竣工した。 ◇難処理古紙の受入れ拡大
板紙メーカーの大和板紙(大阪府柏原市、北村光雄社長)は『難処理古紙』の受け入れを強化する一方、機密文書R分野にも本格参入する。 ◇畳Rで第3プラント稼働
セメント焼成の前段で第1・第2と2基の畳破砕プラントを備える秩父太平洋セメント(埼玉県秩父市、稲垣實社長)は先月、一度に5枚の廃畳を一括投入する方式の第3プラントの稼働を始めた。 ◇たい肥利用の農家が拡大
茨城県下妻市内でたい肥化施設を運営する農事組合法人むかしの堆肥(茨城県結城市、代表理事・宮田健治氏、堆肥センター)は、たい肥を利用する農家とのつながりをベースに、食品リサイクル事業の拡大を図る。 ◇複合中核施設事業が始動
北九州エコエナジー(福岡県北九州市、窪田琢也社長)は5月までに、ガス化溶融炉や発電施設をあわせた「複合中核施設」を稼動、27日に竣工式を行った。 ◇廃タイヤ回収利用管理条例発表へ
現在、中国の再生ゴム生産量は130万tを超え、すでにブチルゴム、混練ゴム、靴など十数種の廃ゴムのリサイクル方法を完成させている。再生ゴムはすでに重要な工業原料となっており、硫化ゴム粉の応用領域も開拓されており、この業界に従事する人員は数十万人に達する。中国ゴム工業協会廃ゴム総合利用分会の統計によると、廃ゴム回収再利用率は60-70%に達し、廃ゴムリサイクル業界は急速に発展している。 ◇プラの燃料ガス化に成功
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の小寺洋一氏らは高分子分解研究所(宮崎市、黒木健社長)と共同で、このほど廃プラスチックの燃料ガス化に成功した。 ◇廃棄物の再製品化が評価
フジ化成工業(鳥取県伯耆町、笠原兼典社長)は、炭酸カルシウム系発泡不燃断熱材を用いた外断熱工法や廃磁気テープを利用したリサイクルパネルなどの開発、製造、販売実績などが評価を得て、先月末に行われた中国地域ニュービジネス大賞の「中国地域ニュービジネス特別賞」を受賞した。 ◇産廃リサイクル施設に補助を開始
福岡県は、05年度から導入した産業廃棄物税の税収使途事業の1つとして、新たに県内で整備される産廃リサイクル施設への補助制度をスタートする。
6月13日号ダイジェストニュース
◇北海道道東に大型炉竣工
マテック(本社・北海道帯広市)のグループ会社、DISPO.(北海道帯広市、杉山力夫社長)は同市内に産業廃棄物焼却施設、汚泥乾燥施設などからなる最新鋭の中間処理施設が完成、5月10日から本格稼動を開始した。 ◇費用負担で議論白熱
産業構造審議会容器包装リサイクルワーキンググループと中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会の合同会合が5月30日、東京・三田の三田共用会議所で開催され、容器包装リサイクル法の見直しに関する論点について、激しい議論が戦われた。 ◇木くず発電で実証開始
トラスト企画(福島県いわき市)とダイヤモンドエンジニアリング(富山県魚津市)は、環境省の補助を受けて、建廃木くずのガス化コージェネ発電の実証試験を行う。 ◇大型飼料化の体制確立へ
東京クリアセンター(東京・港、熊木浩社長)は、東京・大田の城南島に年度内の竣工を予定している生ごみ飼料化施設の操業に向けて3日、東京・文京シビックホールで排出事業者を対象に食品リサイクル法と飼料化に関する研修セミナーを開催した。 ◇オイルエレメントを再資源化
廃油やOA・遊技機のリサイクルなどを手がける環境開発工業(北海道北広島市、中村洋社長)は、従来の自社開発した使用済みオイルエレメントカッターと専用洗浄装置に加えて、新たにフィルターカッターを開発した。 ◇廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針(上)
◇活性汚泥を減量化
カワタ(大阪市西区、太田敏正社長)は食品工場や化学工場、し尿処理施設から排出される1次脱水ケーキの重量を約半分に減容する2次脱水用汚泥脱水装置「スーパーぺネ」を新たに開発、販売を開始した。 ◇もみがらを植生基盤材に
庭園材料の製造や販売などを手がけるグローベン(名古屋市、服部崇社長)は、もみがらを利用した芝生用植生基盤材「グローベン水やりモミマット」を開発し、本格販売を開始した。 ◇許可品目を大幅拡充
クボタ100%子会社のクボタリテックス(本社・大阪府八尾市、佐賀茂社長)が岩手県に設置した中間処理施設「北上資源化センター(岩手県北上市)では、5月19日付けで産業廃棄物処分に係る許可品目を大幅に拡充した。
6月20日号ダイジェストニュース
◇サーマルリサイクルセンターが完成
和光サービス(千葉県白井市、山田邦光社長)は、千葉県白井市の工業専用地域の自社所有地に「サーマルリサイクルセンター(TRC)」を完成させた。 ◇容器包装収集を有料化
経産省は6月9日に開催された産業構造審議会容器包装ワーキンググループ(WG)で示した「中間取りまとめ」のたたき台に、容器包装廃棄物収集の有料化を推進すべきと明記した。 ◇粘土瓦リサイクル市場
窯業機械設備の開発・販売を手がける高浜工業(愛知県高浜市)は、建物解体瓦を50%以上再利用できる粘土瓦リサイクルシステム開発にともない、5年後の廃粘土瓦リサイクル市場を約225億円と試算していることを明らかにした。 ◇業界自主基準の検討に着手
日本バイオディーゼル燃料協議会(小菅定雄会長)は、動植物性油脂を原料に生成されるバイオディーゼル燃料(BDF)の普及促進に向けて、BDF原料と燃料化プラント技術に関する業界自主基準の検討に着手した。 ◇RPF施設が本格稼動
パブリックグループの三豊リサイクルプラザ(香川県大野原町、三野利代子社長)は、今春竣工したRPF製造施設が本格稼動となった。 ◇廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針(下)
◇廃プラ油化装置を開発
三峰工業(群馬県榛東村、村上慎一社長)は、脱塩素率の高い連続式廃プラスチック油化装置を開発した。 ◇トラックに100%バイオディーゼル燃料(BDF)導入
グンゼ宮津工場(京都府宮津市)は、同社の協力工場間を輸送するトラックに、家庭や飲食店から排出される廃食用油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)の使用を開始した。 ◇2005年春の叙勲
2005年春の叙勲授与式が先月24日、環境省で行われ、(社)東京産業廃棄物協会会長、原山進氏に旭日双光章。大平興産社長、山上毅氏に旭日単光章が小池百合子環境大臣から贈られた。両氏はその後、皇居宮殿・豊明殿にて行われた拝謁式にて天皇陛下に拝謁した。
6月27日号ダイジェストニュース
◇焼却施設が竣工
西播環境整備(兵庫県姫路市、古川直一社長)は6月、リサイクルセンター(姫路市飾磨区)に隣接して焼却施設を竣工、本格的な稼働を開始した。 ◇中間取りまとめ案を審議
産業構造審議会容器包装ワーキンググループは6月16日、東京・霞ヶ関の東海大学校友会館で開催され、中間とりまとめ案について議論した。 ◇廃畳など受入強化
太平洋セメント(東京・中央)の土佐工場(高知市)は、廃畳など燃料利用できる廃棄物の受け入れ拡大を図る。 ◇2005NEW環境展・東京会場記念セミナー講演要旨
◇第31回優秀環境装置表彰
(社)日本産業機械工業会が実施する2004年度(第31回)優秀環境装置表彰では、経済産業大臣賞に選ばれたクボタの「豊島不法投棄廃棄物資源化システム」をはじめ、全12件の入賞があった。入賞案件の開発経緯や装置概要を、同工業会提供の資料から抜粋、要約して紹介する。 ◇PVC混入プラも利用可
三菱商事(東京・港)は、特殊なプレート(MMP技術)を従来の射出成形機に付加して作り出すサンドイッチ成形法を利用し、容リ系など多様なプラスチックからパレットを製造する成形製造装置の本格的な販売を開始した。 ◇中国で風力発電展開へ
風力発電会社の大手、エコ・パワー(東京・港、片野俊雄社長)はこのほど、関西電力と共同で中国紅蘇省に風流調査を実施する会社を設立した。 ◇第17回通常総会を開催
(社)神奈川県産業廃棄物協会は6月15日、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市)で第17回通常総会、懇親会を開催した。
排水クローズド化システムも
機密文書R事業にも本格参入
日量2300枚の体制整う
地域の食品循環を強化へ
日量320t処理し電力に
廃ゴム再利用率は60-70%
小規模型R施設が可能に
中国地域ニュービジネス特別賞受賞
産廃税収の使途事業で
バーチカル炉で、産廃・医廃視野に/焼却日量30t、汚泥乾燥施設も
マテリアル優先は?
BDFと混焼
排出者向けに研修セミナー/140t規模で来春本稼働へ
一貫システムを発売開始/自社でも許可得て事業化
改正 平成17年5月26日環境省告示第43号
新型汚泥脱水装置を販売
1m21万7000円から
排出事業者の要望に対応/処理能力は101.6t/日に
液状から固形まで対応/焼却70t/日、灰溶融12t/日など
産構審のたたき台で示す
廃瓦50%Rシステムを開発/2010年に200億円以上見込む
EU規格に関するセミナーも開催
月500tを製紙燃料に
改正 平成17年5月26日環境省告示第43号
脱塩素率の高い小型連続式
NPOや関連企業と連携
原山氏・山上氏が受章
40t/日、乾溜型採用
役割分担で最後まで対立
業界目標は達成
東京ビッグサイト会議棟 5月24〜27日/607・608・703会議室
入賞12案件の概要
パレット製造装置を販売
調査会社を関西電と設立