◇焼却炉改善と分別焼却でダイオキシンを大幅削減 |
恒久対策クリアの施設が本格稼働 |
- 金龍土木工業 - |
産廃の焼却・収集運搬等を手掛ける金龍土木工業(本社・東京)はこのほど、埼玉県新座市内の同社焼却プラントを公害防止装置も含めて完全リニューアルし、2002年12月から導入される廃棄物処理法政省令の恒久的な構造・維持管理基準を満たした、ダイオキシン類対応炉として本格稼働を始めた。
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◇建設混廃の大型選別施設を建設 |
4月本格稼働で環境ISOも |
- 海山鉱業 - |
海山鉱業(本社・兵庫)は、建設系廃棄物の大型リサイクル工場「セーフティーアイランド(神戸市東灘区)」を4月にも完成し、本格稼働へ入る。合わせて3月末までにはISO14001の認証を取得する予定。新工場は、建設系混廃やコンリートガラ、アスファルトガラなどを総合的に24時間体制で受け入れていく。
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◇建設汚泥の受入れを強化 |
“リサイクル”前面に浸透図る |
- 協同興産 - |
協同興産(本社・兵庫)では、建設系を中心とした汚泥のリサイクル事業を強化。これまでに4,000−5,000トン/月ペースの取扱量で推移しているが、さらに再資源化を前面に受入れを拡大する。処理後の資材は、脱臭効果等の特徴を持つ。施工後は冠水などにも再泥化せず、軟弱土質を安定改質するための埋め戻し材として活用していける。
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◇破砕・選別施設がオープン
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リサイクルへの方向転換視野に |
- シタラ興産 - |
産廃処理業のシタラ興産(本社・埼玉)は、埼玉県深谷市内の工業団地で12月末までに破砕・選別施設をオープンした。焼却による中間処理を行ってきた同社が、将来的なリサイクルへの方向転換も視野に入れて設置した施設で、処理能力は日量4.96トン。処理品目は廃プラ類、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くずの3種類。
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◇徳山製造所で環境ISOを取得 |
塩ビリサイクルなど環境対応も |
- トクヤマ - |
トクヤマ(本社・山口)は98年12月、徳山製造所(住所・同)で、ISO14001の認証を取得した。同製造所は東工場、南陽工場、徳山工場の3つの工場で構成される同社の製造拠点。廃プラのセメント製造用燃料へのリサイクルや、塩ビのマテリアルリサイクルなど環境対応を急速に進める同社にとって環境ISOの認証は大きな弾みとなりそう。
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◇全国初、販売サイド主導でフロンの独自処理を開始 |
特定フロンR−12ほか代替フロン−134を破壊処理 |
- 群馬自販協 - |
群馬県自動車販売協会はこのほど、カーエアコンのフロン破壊処理について12月10日、協会独自のルートを立ち上げた。販売サイドのイニシアティブで県単位の処理ルートが稼働するのは全国で初めて。特定フロンR−12のほか、代替フロンR−134aを破壊処理する。
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◇マニフェスト効率化で電子化実験 |
三菱総研が委託受け、実施 |
- 家電リサイクル法 - |
家電リサイクル法のマニフェスト(管理票)に関してこのほど、電子化を図るためコンピュータシステムを構築するなどの実証実験を行うことが決まった。電子化によってマニフェスト業務を効率化させることが目的で、通産省が支援。三菱総合研究所が委託を受け、実験期間は今年7−10月を予定。支援の金額は1億6,000万円に上る見込み。
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◇“環境に優しい病院”づくりへ |
残飯は有機肥料化、感染廃は業者委託 |
- 小倉第一病院 - |
小倉第一病院(北九州市)は、積極的に“地球環境にやさしい病院”づくりに取り組んでいる。環境ISO取得に取り組み、認証は取得せず、自己宣言を採用、環境方針を公表している。また、廃棄物処理分野では、残飯を有機肥料化しているほか、感染性廃棄物は処理業者に全面委託している。
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◇廃棄物撤去せず、安全・確実に補修 |
シート破損箇所補修工法を開発 |
- 熊谷組/日特建設/ブリヂストン/イーテック - |
熊谷組(本社・東京)はこのほど、日特建設、ブリヂストン、イーテックと共同で廃棄物最終処分場遮水シート破損補修工法を開発した。遮水シートの破損箇所を発見しても、深さ数b以上の場合、掘り返すなどの補修が難しいとされるが、ボーリング削孔から補修材を注入、保護土を撤去することなく、安全、かつ確実に補修できるとしている。
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◇ダイオキシン削減装置を拡販 |
仏メーカーから販売権を取得 |
- 住友商事 - |
住友商事(本社・大阪市)は昨年12月、仏の大手ガス処理機器メーカーであるGENEVET社から、同社が所有する焼却排ガス中のダイオキシン類を除去する装置について、日本国内における製造販売権を取得した。2月までに技術移転を完了して発売する計画で、初年度10億円、3年後に30億円の売り上げを目指す。
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