東展示棟全ホール使用!出展規模542社 1,988小間!
出展規模は542社、1,988小間と前回の528社1,767小間を14社221小間上回り、過去最大を更新した。
1992年に旧廃棄物処理展として第1回開催を行い、2000年にNEW環境展に改称している。
東京会場は毎年、おおむね同時期に開催してきており、今回で通算12回目を迎えるが、環境問題への関心度が年々高まっていることを反映して例年、社数と小間数の双方で増える傾向にある。
出展ブースを8つに分類
今回も去年に引き続き8ゾーンに分類している。
ただし、地球環境問題や有害物質への対応をベースに環境問題への関心の高まりが互いに複雑あるいは微妙に関係し合いながらも個別化・多様化する側面があり、当展として新たな観点からアプローチする特設ゾーン等については、前回に比べこの傾向を大きく反映している。
8ゾーンの内訳は次のとおり。
1. 環境浄化・環境保全関連
2. 土壌汚染対策・水・液状物・汚泥関連
3. 収運・搬送・回収関連
4. 有機性廃棄物処理関連
5. 破砕・粉砕・攪拌・選別・減容・圧縮関連
6. 焼却・溶融・熱分解・乾燥・炭化・溶解・固化関連
7. 測定・分析・情報処理・業務支援関連
8. 特設〔新エネ・省エネバイオマス技術コーナー、ヒートアイランド対策コーナー、フロン回収・処理、土壌汚染対策コーナー、エコサービスプレゼンテーション、環境学術研究コーナー、各種団体のキャンペーンコーナー、環境対応の包装・新素材&エコ・グリ−ン製品プラザ〕
故高円宮殿下・妃殿下 子どもたちの交流写真展
NPO法人地球こどもクラブ
「地球こどもクラブ」は、"ぼくたちの地球を守ろう"をスローガンに、環境の大切さを子供自身が自覚できるように支援することを目的に設立されたNPO法人です。
毎年、国際交流を含めた環境教育活動として「小・中学生作文・ポスターコンクール」「アジア子ども会議」「自然社会環境視察」を行い、今年で13年目を迎える。
2003NEW環境展では、コンクールの名誉総裁として尽力された高円宮殿下・妃殿下とアジアの子どもたちの交流写真を中心に、作文とポスターを展示した。
同時に、世界のキャラクターをデザインした指輪型「スヌーピー・ルージュ」の販売も行った。この商品は、売上金を当クラブへの寄付とすることを前提に、発売元の協力を得て昨年、殿下・妃殿下がデザインの選定にあたられた。
今年も好調、大学・学術団体による啓発
昨年開催で初めて、大学・学術団体による専用ブースを設置したが、今回も10大学が出品した。深刻化する廃棄物問題を含め、社会・経済活動に関する環境負荷軽減を図るため、これに対応する処理・再資源化技術の研究開発、情報発信の場として、大学等の学術団体が活用している。
参加大学は以下の通り。
慶応大学、
東京大学生産技術研究所安井研究室、
東京大学先端科学技術研究センター橋本和仁研究室、
東北大学環境科学研究科、
宮城大学、
東洋大学国際地域学部北脇研究室、
日本工業大学、
埼玉大学理工学研究科、
東京農工大学、
金沢工業大学
韓国機械産業振興会加盟各社、再び東京ビッグサイトへ
一昨年に出展実績のある韓国機械産業振興会加盟各社が、今回、再び専用ブースを設けることになった。
出品社数は11社で、磁選機など環境・廃棄物関連技術を紹介した。
なお、同振興会は開催に併せて環境技術協力団と名づけた展示会場や日本の環境対策現場の視察や、技術・貿易および投資相談のための交流会を開催し、大気・水質関連企業など14社(14人)が参加。
新環境媒体「アースガーディアン」の創刊キャンペーン
これまで日報グループは、環境分野では廃棄物問題に焦点を絞って専用の定期刊行物(月刊廃棄物、週刊循環経済新聞)を発行してきたが、今回の東京会場の開催に併せてトータル環境への対応を主眼とする雑誌「アースガーディアン(Earth Guardian)=地球を守る人々」を創刊した。
当面は季刊発行だが、早期の月刊誌への移行を予定している。
東1ホールと4ホールに新媒体の啓発コーナーを設け、5万部印刷する創刊号のうち3万部を会期中の来場者に配布致した。
アースガーディアンは地球温暖化、オゾン層破壊、森林減少、砂漠化の振興、生態系破壊、野生生物減少、大気汚染、環境ホルモン、酸性雨海洋汚染、水不足・汚染、貧困と環境破壊、省・新エネルギー──などを編集・取材対象に位置付けている。
※同誌詳細はこちらをクリックしてご覧下さい。