我が国における紙器紙工段ボールに関する製造技術は、世界的にも優れたものを持っていますが、このニーズに応える加工機械及び周辺機器も高度なレベルを要求されてきました。この結果、欧米の機械メーカーとの競争のなかで、常に新しい技術の開発を行い、大きな実績を残すとともに、日本の紙器・段ボール業界での生産合理化、高度化に大きく貢献して参りました。
紙器紙工段ボール機械展は、1981年を第1回とし、これまでインテックス大阪において「JCBM OSAKA」の名称で開催されてきましたが、景気低迷などから1998年を最後に一時中断されていました。しかしながら、こうした関連機械を一堂に集めた紙器紙工段ボール機械の専門展の開催を望む声も強く、2003年6月に包装・物流の総合展である「A-PACK OSAKA」と同時開催の形で、インテックス大阪1号館において「A-CBM2003 OSAKA」の開催が行われました。
本展においては、30社、243小間で、4日間で14,728人の入場者を得ました。さらに同時開催の「A-PACK」が257社、976小間で、海外を含めて12万人強の入場者となり、会場内では両展が自由に行き来できるため、相乗的な効果を得られ、出品会社にも評価を頂きました。
今回も「A-PACK2005 OSAKA」と同時開催され、大きな反響を呼ぶものと期待されます。出展内容も従来のフレキソグルアー、自動平盤打抜機など紙器段ボール加工機械に加えて、現在各方面から注目を集めている「フレキソ印刷」「打抜き加工」技術の最先端も紹介したいと考えています。
つきましては、本展開催の趣旨をご理解頂き、関係各位の積極的な出展参加とご協力をお願い申し上げます。
平成16年5月吉日
日報イベント株式会社