古来「母なる大地」といわれ、人間をはじめ全ての生物は大地によって育まれてきました。その大地を人間は汚染し続けてきており、大きな問題となってきました。大地の恩に反逆した人間の行動によって、結果、人間はこの大地を大きいコストを負担して蘇生させねばならないという、必然の摂理の入口に現在たたずんでおります。土壌汚染の問題はクローズアップされてから久しいが、これについて国の対策も打ち出されず、自治体がしびれをさらした形で先行して、土壌汚染対策条例等の、改正がされました。
1994年4月の千葉県市川市、2001年4月の東京都などです。これらの動きの結果として、わが国として農地以外では初めての土壌汚染に対する、『土壌汚染対策法』が2002年5月国会成立、2003年2月より施行されました。これらの対策は、土地の所有者、使用者に外部不経済を内部化させるものですが、今までの土壌の改善はもとより、これからの汚染をどのように防いでいくかという事にも取り組まなければなりません。現在、汚染されている可能性のある土壌は30万ケ所とも40万ケ所ともいわれておりますが、この改善を図る事は社会的責任でありますが、反面からみると大きいビジネスチャンスで、潜在市場規模は約13兆円にものぼるといわれております。
2005年NEW環境展・東京会場では『土壌汚染対策コーナー』を設置し、土壌改良・保全などの各装置・システムなどを紹介してまいります。
会期中に行政関係者・排出事業者など約１4万人（昨年実績）が訪れ、年々、土壌汚染対策コーナーが注目を浴びている当展で、どうぞ自らの事業活動を思う存分PRして頂きたくお願い申しあげます。営業効果はもちろん、来場者からのご意見、ご質問、ご提案を受けて必ずこれからの事業活動の糧になるものとか確信しております。
つきましては、開催の趣旨をご理解いただき、ご支援ご協力をお願いいたします。
