わが国経済は、長期低迷を脱してようやく回復に向かっており、設備投資も順調に伸びています。しかしいうまでもなく、いまや経済は日本産業の動向だけでなく、世界経済、特に中国を核とするアジア経済の動向と連動しており、国際情勢など不安定要素も多くあるだけに楽観視はできないでしょう。
また21世紀は「環境の時代」でもあります。すでに「容器包装リサイクル法」は平成12年にスタートし、包装業界に大きな影響を及ぼしていますが、これに続いて、家電リサイクル法、食品リサイクル法、グリーン購入法など循環型社会形成推進基本法がスタートしており、環境問題への対応なくして企業は存続しえないという状況です。さらに品質管理ISO9001、環境管理のISO14001など関連業界でも認証取得が進んでおり、食品業界では、衛生問題に関してHACCP(危害分析重要管理点方式)への対応が大きなテーマとなっています。
さて、弊社では、平成17年11月10日(木)より12日(土)までの3日間、マリンメッセ福岡におきまして、「食の安全と循環型社会をめざして」をテーマとして、「福岡 食品・包装＆リサイクル展」を開催致します。主催 日報イベント株式会社、協催 (社)日本包装技術協会 西日本支部、協力 九州包装機械懇談会です。
本展示会は「福岡パック」の名称で、これまで2年に1回のペースで開催され、九州地区の包装業界及び関連業界の技術向上、商談の場としての役割を果してきたと自負しております。しかし情報ニーズはさらに多岐にわたっており、食品加工・リサイクル問題など、より幅広いニーズに対応するように努力してきました。このため内容も従来の包装機械、資材などに加えて、食品加工機械、リサイクル・再資源化製品、流通システム関連商品、環境対応包材、HACCP関連商品などの出品が増えるものと期待されます。
また来場者も九州全域だけでなく、西日本地区さらには、地理的にも近いと言われる韓国、中国、東南アジアなどからも期待できます。
つきましては、開催の趣旨をご理解賜り、関係各位のご支援、ご協力をお願いして開催の挨拶と致します。
平成16年10月吉日
日報イベント株式会社
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