アジア地域での3Rの構築が叫ばれる昨今、日本の役割も変化しています。
廃プラや古紙、鉄非鉄スクラップなどの再生資源は、中国を中心に市場を拡大。日本からの廃プラ輸出量は、平均年150万tで、昨年の古紙輸出は500万tに迫っています。またスクラップの輸出も1,000万t弱まで伸びており、中国だけで約500万tとなっています。
一方、中国産が9割を占めるレアアースは日本の産業界とも密接な関連性を持っているほか、廃基板や液晶など、レアメタルが含まれている資源は、日本にも多く眠っています。
日本の中でもアジア諸国に対して「地の利」のよい九州。アジア3Rの拠点として重要な使命が浮かび上がってきました。九州発の「アジア循環資源ターミナル」を紹介するとともに、今後の事業者の役割を探求します。 |